●休み時間の事故がトラブルに…
「小学生が休み時間に遊んでいるときに同級生に過って怪我をさせてしまい、治療しても完全に治らなかった」という案件を、被害生徒の親御さんの依頼で解決したことがありました。
法律的には、加害生徒の親権者が被害生徒に対して損害賠償責任を負います。
傷跡が残ってしまうと慰謝料などがかなり高額になります。
そして、子どもの怪我となると親として感情の整理も難しくなります。
さらに、同級生同士ということでなかなか賠償問題を話し合うこともできず、学校も賠償問題まで介入できないので解決が困難となります。
●弁護士費用特約が解決への早道に
私が依頼をうけた案件では、被害生徒の親御さんが弁護士費用特約のついた保険に加入していて、加害生徒の親御さんも損害賠償責任保険に加入していました。
このことが解決への早道となりました。
まず、被害生徒の親御さんの加入する保険に弁護士費用特約が付いていたので、これがきっかけに弁護士に依頼し、弁護士の着手金は保険から支払われ、経済的な負担なく弁護士に依頼をすることができました。
学校が事件への不介入を決めていたことから、加害生徒の住所や連絡先もよく分かりませんでした。
そこで、私が弁護士業務として調査をして連絡先を見つけ、加害生徒の親御さん宛に交渉の手紙を送りました。
すると加害生徒の親御さんが加入する損害賠償責任保険の保険会社の担当者から私宛に連絡がありました。
その後は、保険会社の担当者と弁護士の私との間の交渉で話しをまとめ、一件落着となりました。
●交渉はプロにまかせてわだかまりのない解決を
今回の場合は、被害者側にも弁護士が付き、加害者側も保険に加入していました。
このような場合、加害者側にも保険会社の担当者または代理人の弁護士がつき、プロ同士の交渉となります。
そのため、法律や過去の裁判例に基づいた解決など着地点を見通した交渉を行うことができ、当事者同士の直接的な感情のぶつかり合いを避けることができます。
そして、加害者が保険に加入しているので支払能力の心配もなく、交渉は進みやすくなります。
おそらく、今回の場合、被害者も加害者も保険に加入していなかった場合、親御さん同士の話し合いだけでは難航して、気持ちのわだかまりが残ってしまったのではないかと思います。
●いざというときのために保険への加入をお勧めします
交通事故以外でも過って人に怪我をさせてしまう事故は発生します。
しかし、損害賠償責任保険である自動車保険ではカバーできません。
そこで、事故当事者の感情的なぶつかり合いで解決ができなかったり、加害者に支払能力が無いことによって被害者が救済されないことを避けるために、弁護士費用特約の付いた一般的な損害賠償責任保険が普及するとよいと思います。
ところで、学校の新学年が始まると学校から学校事故に備えた自分のための保険(傷害保険)と他の生徒に怪我をさせたときの他人のための保険(損害賠償責任保険)がセットになった保険の加入の案内があるようです。
その際は、両方に加入して、弁護士費用特約がある場合は、弁護士費用特約にも加入することをお勧めします。
2013年の法令に基づいており、現在の法律やその後の裁判例などで解釈が異なる可能性があります。
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