●オートライト機能とは

 

車への搭載が義務化されることが決まっている「オートライト機能」をご存じでしょうか。

 

オートライト機能とは、周囲の明るさをセンサーでキャッチして、暗くなると車のヘッドライトが自動で点灯する機能です。

エンジンを切ると自動的に消灯するため、消し忘れ防止にも繋がります。

 

国土交通省は、平成32年度以降に発売する新型車について、オートライト機能の搭載を義務づけることを決めています。

2014年８月のJAFの調査によると、現在、オートライト機能が装備されている車は32.8%で、全体の約３分の１ですが、義務化により、平成32年以降は急激に上昇すると予想されます。

 

 

●夕暮れどきの事故防止に効果あり

 

交通事故総合分析センター（イタルダ）は、イタルダ･インフォメーションNo.62の中で、一時間ごとの事故発生件数をグラフにしています。

 

 

このグラフからわかることは、朝と夕方の通勤・通学時間帯に事故のピークがあること、そして死亡事故は夕暮れどき（薄暮時）に多く発生することです。

 

屋外が急激に薄暗くなる夕暮れどきには、歩行者は周りが見えづらくなります。

特に高齢者にこの傾向が強いようです。

 

一方で、ドライバーはまだよく見えると思い込んでおり、ヘッドライトの点灯が遅れます。

このギャップが、夕暮れどきの死亡事故の多発に繋がっていると考えられます。

 

オートライト機能の義務化により、夕暮れどきの事故の防止に効果があると考えられています。

 

ヘッドライトの点灯には、ドライバーの視界を確保するとともに、自車を目立たせて周囲の車や歩行者から認知してもらえる効果があります。

夕暮れどきの交通事故を防止するためには、早めのヘッドライトの点灯を心がけましょう。

 

不運にも交通事故の被害に遭い、相手方保険会社から提案された賠償額に納得がいかない方は、一新総合法律事務所の弁護士にご相談ください。

 

 

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