人間は情緒的な生き物です。
ときどき「ハンドルを握ると人が変わる」という人がいますが、運転中のドライバーの感情の動きは、運転そのものに大きく影響します。
国際交通安全学会による報告書『ドライバーの感情特性と運転行動への影響』は、運転中の感情ストレスが、交通事故の重要なファクターとなっていることを指摘しています。
これらの感情をコントロールすることが、交通事故を防ぐためのポイントになります。
運転中の感情ストレスには、不快・悩み、眠気・疲労など様々ありますが、ここでは、「不安」「焦り」「怒り」の3つに分けてご説明します。
「運転に自信がない」「狭い道を走るのが怖い」といった、運転することに対する不安です。
「クラクションの音を聞いただけで心臓がドキドキする」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
免許を取って間もない方や、長年ペーパードライバーだった方は特に、運転に不安を感じやすいでしょう。
「不安」に対する対策法は、「夜間や車が多い時間帯にはなるべく運転しない」「安心して運転できる道をあらかじめ確認しておく」などが考えられます。
信頼できる人に助手席に乗ってもらったり、自動車教習所が行っているペーパードライバー教習に通うなどして、運転技術の向上を図ることもよいでしょう。
「遅れてはいけない大切な用事があるのに、渋滞に巻き込まれた」というようなときには、「少しでも早く目的地に着きたい」と感じてしまうかもしれません。
焦りの感情に任せて急いで運転すれば、制限速度を超過したり、安全確認が不十分になり、事故に繋がる可能性があります。
「焦り」には、自分の心がけや工夫で原因を回避できる場合と、原因を回避することが難しい場合があります。
原因自体を回避する方法としては、「時間に余裕をもって行動する」「渋滞が少ない道を選んで走行する」などが考えられます。
原因を避けることができない場合には、「渋滞で遅れるのは仕方ない」と考え、安全に運転することを優先しましょう。
「無理な車線変更をしてきた」「前の車が遅い」といった場合に、イライラしたり、腹を立てたりしてしまう方がいます。
怒りにまかせて無理な運転をしたり煽り運転をすれば、あなた自身が危険なだけではなく、他の車のドライバーを「不安」や「焦り」に陥れることになるでしょう。
「怒り」に対する対策法は、「体調管理に気をつけ、ゆとりのある感情を持つ」「イライラしたら、休憩して気分転換をする」などが考えられます。
感情ストレスをコントロールするためには、自分が陥りやすいストレスを自覚することが重要です。
性格をすぐに変えることは難しいですが、自分の性格を知ることはできるからです。
自分がストレス状態にあると感じたときには、上手に感情をコントロールし、冷静な運転を心がけましょう。
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