12月1日～31日にかけて、「年末の交通安全運動」が行われています。

長野県警のサイト（https://www.pref.nagano.lg.jp/police/anshin/koutsu/kibetsu/28nenmatu.html）によると、
「運動の基本」としては、「子供と高齢者の交通事故防止」のために、以下の5つが挙げられています。

 

①「思いやり」を持って、子供と高齢者を交通事故から守りましょう。 ②横断歩道や交差点では、車も人も、しっかり安全確認しましょう。 ③小さなお子さんから目と手と心を離さず、周囲の大人がしっかり見守りましょう。 ④歩行者の皆さんは、「止まる・見る・目立つ」を徹底しましょう。 ⑤ドライバーの皆さんは「指さし確認・早めの点灯・シートベルト」を徹底しましょう。

「運動の重点」としては、「夕暮れ時と夜間の交通事故防止」「高齢運転者の交通事故防止」「飲酒運転の根絶」

の3つが挙げられており、それぞれ以下のように呼びかけられています。

 

「夕暮れ時と夜間の交通事故防止」

①夕暮れから夜間の外出時は、夜光反射材や自発光材等を使用して、ドライバーに自分の存在をアピールしましょう。 ②車や自転車は、夕暮れから早めに前照灯を点灯し、安全運転に努めましょう。 ③前照灯はハイビームとロービームの切り替えをこまめに行いましょう。

 

「高齢運転者の交通事故防止」

①高齢者マークを表示している車に対して、思いやり運転で保護しましょう。 ②運転に不安があると思ったら、運転適正相談窓口や市町村に相談しましょう。 ③自動ブレーキ及びペダル踏み間違い時加速抑制装置の搭載された安全運転サポート車の普及促進

「飲酒運転の根絶」

①飲酒運転四（し）ない運動 　「飲んだら乗らない」「乗るなら飲まない」「乗る人には飲ませない」「飲んだ人には運転させない」 ②飲酒運転は重大事故の原因となり、被害者の人生を奪う悪質な犯罪です。 ③飲酒運転は、自分の人生ばかりか家族の暮らしも台無しにします。

「交通安全運動」というと、ついつい自動車やオートバイの運転者向けの運動のような印象を受けますが、
自転車や歩行者に対してのメッセージが含まれていることがわかります。

長野県では、先日も「交通死亡事故多発非常事態宣言」が発せられたばかりですが
（詳しくは、弁護士・渡辺によるコラム「長野県内に『交通死亡事故多発非常事態宣言』が発表されました」
をご覧ください）、残念ながらその後も交通死亡事故が発生しております。

最低気温が氷点下となったり、雪も舞い始めました。
路面状況への注意も今まで以上に必要となります。
忘年会等で、お酒を飲む機会が増える方も多いかと思います。
交通事故防止のメッセージが少しでも多くの方に届き、交通事故の件数が少しでも減少しますように。

 

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