上越市で横転事故が発生しました

11日、上越市で走行中の大型トラックが横転し、民家に突っ込む交通事故が発生しました。

幸いなことに怪我人はいませんでした。

 

上越タウンジャーナルによると、大型トラックは最大積載量11トンで、木くずをほぼ満載にして走行しており、右カーブ直後の直線道路で横転したそうです。

 

（現場付近の右カーブ）

 

車両が単独で横転事故を起こす原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

車両が横転する要因

イタルダ・インフォメーション65号は、車両の横転事故について事例とデータを元に分析しています。

 

これによると、車両が横転する要因には、(1)横滑り状態からの横転、(2)乗り上げ、(3)落下の３種類があります。

車両が単独で横滑りするきっかけには、(1)急なハンドル操作といった操舵と、(2)固定物との衝突があります。

 

横転の主な原因は、これらの要因によって車両が不安定な状態になることです。

そして、車両の速度が高いと車両の不安定な状態を招きやすく、横転の発生率が高くなるというデータがあります。

 

 

横転した車両を種類別で見ると、単独事故の場合は、軽乗用、RV（SUV)、普通貨物、大型貨物などで横転が多く発生しています。

 

 

これらの車は、車幅に対し車高が高いため車そのものの重心位置が高いこと、そして大型貨物、普通貨物については、を載せることによってさらに重心が高くなることが、横転が多く発生する原因だと考えられます。

 

今回上越市で発生した横転事故も、積み荷をほぼ最大積載量まで搭載している大型トラックによる事故でした。

横転事故を起こさないために

横転事故を防ぐためには、車両を不安定な状態にしないこと、すなわちスピードを出しすぎず、無理なハンドル操作をしないことが重要です。

自分が運転している車の状態や、路面や風の強さといった周囲の状況を理解し、適切な運転操作をすることが横転事故を防止します。

 

万が一横転事故が発生したときに被害を最低限に抑えるためには、助手席や後部座席を含めて、必ずシートベルトを着用するようにしましょう。

 

 

 

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