●春は子どもの交通事故にご注意を

 

春を迎えました。

新生活に心を躍らせる季節です。

 

子どもが不慣れな通学をはじめるこの時期は、交通事故にくれぐれも注意が必要です。

今回は、子どもの歩行中の事故に焦点をあてて、子どもの事故の特徴と要因についてご説明します。

 

 

●死傷者数は７歳児がピーク

 

以下のデータを見てみると、子どもの死傷者数の中でも、5～9歳の子どもの死傷者数が際立って多いことが見て取れます。

 

（出典元：交通事故総合分析センター イタルダインフォメーション　「交通事故分析レポート　No.116」）

 

また、さらに細かい年齢区分の内訳を見てみると、7歳児が子どもの死傷者数の中でもピークとなっていることがわかります。

 

（出典元：交通事故総合分析センター イタルダインフォメーション　「交通事故分析レポート　No.116」）

 

それでは、なぜ7歳児が死傷者数のピークとなっているのでしょうか。

 

それは、これまでは大人の送り迎えで保育園や幼稚園に通っていた子供たちが、自分の足で小学校に通いはじめることが要因にあると考えられます。

小学校に入ると児童だけで登下校をするようになり、学校終わりに友達と外で遊んで帰る、という子どもも増えます。

 

「不慣れな中で路上を歩く児童たちが、急に車道に飛び出して事故に遭った」、「横断歩道以外の場所で道路を横断しようとして事故に遭った」など、痛ましい事故が発生しています。

 

●最後に

 

春を目前に控えた今、お子さんをお持ちの方は、安全に学校に通えるよう、改めて交通ルールと通学路の確認をお子さんと一緒にしてみてはいかがでしょうか。

また、お子さんがいらっしゃらない方も、子どもたちの見本になれるよう、交通ルールを守ることを心がけましょう。

 

みなさま、安全で楽しい春をお迎えください。

 

 

新潟の弁護士による交通事故被害者相談

 

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