●ラウンドアバウトとは

 

ラウンドアバウト（環状交差点）とは、信号がない、丸い形をした交差点です。

 

欧米ではポピュラーな交差点ですが、日本では平成26年９月の道路交通法改正により初めて交差点として認められました。

 

新潟県内には次の２つのラウンドアバウトがあります。

 

　・「田上あじさい交差点」（南蒲原郡田上町）

　・「角田浜交差点」（新潟市西蒲区）

 

車を運転中、突然ラウンドアバウトに遭遇しても慌てないよう、新潟県のHPから、ラウンドアバウトの交通方法についてご案内します。

 

 

 

●ラウンドアバウト　３つの交通ルール

 

１　右回り通行

 

　・環道内は右回りで走行します。

　・交差点に入るときは徐行し、歩行者や環道内の車両の有無を確認しましょう。

　・進入時の一時停止や左折の合図は不要です。

 

２　環道優先

 

　・環道に侵入しようとする車両と環道内を走行している車両では、環道内の車両が優先されます。

　・環道内での駐車や停車は禁止されています。

 

３　出るときに合図

 

　・自分が出たい出口の一つ手前の出口を通過したら、左折の合図を出しましょう。

　・出るときには歩行者や自転車がいないかなど安全確認をしましょう。

 

（ラウンドアバウトの道路標識）

 

●ラウンドアバウト　４つのメリット

 

新潟県によると、ラウンドアバウトには次の４つのメリットがあります。

 

１　安全性の向上

 

　通常の交差点における典型的な事故は右折車と直進車の衝突事故です。

　しかし、ラウンドアバウトは全ての車両が左折進入するため、このような事故は起こりません。

　また、徐行して走行しなければいけないため、重大事故は起こりづらくなります。

 

２　円滑性の向上

 

　信号により停止や一時停止がないため、待ち時間が解消されます。

 

３　環境性の向上

 

　信号機がないので電力がかからず、メンテナンスも不要のため、エコな交差点であるといえます。

 

４　災害対応性の向上

 

　ラウンドアバウトには信号がありません。

　災害時、停電などにより信号機が動かなくなっても、安全に走行することができます。

 

 

●最後に

 

まだ日本では数は少ないラウンドアバウト。

車を運転しているときにここを通ると、少しワクワクしてしまうのは私だけでしょうか。

 

ラウンドアバウト特有の交通ルールを頭に入れて、安全に通行しましょう。

 

 

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