長野県では多くの人が日常的に車を運転し、運転経験のある方は、
・突然脇道から車が飛び出してきた
・制限速度を大幅に超える速度で追い越しをかけられた
など、運転において危険を感じた経験があるかと思います。
長野県では日常生活に車が欠かせないため、幅広い世代の人が運転し、このため、誰もが交通事故の被害者となる可能性を秘めているのです。
長野事務所 弁護士 勝野 照章
交通事故に巻き込まれたとき、多くの場合は加害者が契約する任意保険会社が対応を行い、保険会社は事務的に過失割合や損害額を算出して、示談を求めてきます。これに対し、最近ではインターネットによって手軽に多くの情報を得られるようになったため、被害者の中には、ご自身で交通事故に関する情報を集め、保険会社と交渉するといった話をよく耳にします。
確かに、10年くらい前のインターネット上の情報は曖昧で不正確なものが多く、参考にすることは難しい状況でしたが、現在は、弁護士や保険会社が過失割合や損害額の根拠を丁寧に説明しているページも多くなっており、非常に参考になるかと思います。
しかしながら、インターネット上の情報の多くは「こういった事故態様の過失だとX:30%、Y:70%になる」、「後遺障害等級14級だと後遺障害慰謝料額は110万円になる」などと結果だけを記載して、どこからどのような資料を収集し、どういった内容で主張すれば求める結果が得られるのかは記載されていません。
例えば、「赤信号を無視した車の過失は100%」と言われても、仮に相手方が争ってきた場合に、赤信号を無視した事実をどうやって証明するのか、保険会社にはどのような資料をもってどう主張すればいいのかなどといった情報はインターネットからは得られないのです。
私は、依頼者から相談を受けるとき、依頼者が説明する内容から単に結論だけを説明するのではなく、相手方の反論を想定し、依頼者が求める結果をどうしたら得られるのか、そのためにどのような準備が必要で、結果の達成が難しいとしたらその理由はどのようなものなのか理解してもらうよう努めています。場合によっては厳しい意見も伝えるようにしていますが、難しい事件でも最大限の利益が得られるよう依頼者と何度も打ち合わせを行い、納得してもらったうえで進めることを信念にしています。
私が過去経験した交通事故事件においても、依頼者と相手方が、いずれも青信号で交差点内に進行したと主張するものがありました。交差点内の信号機全てが青色になることはありませんので、どちらかが虚偽または勘違いで主張していることになります。私は、依頼者が嘘を吐いたり勘違いしているとはどうしても思えなかったのですが、ドライブレコーダーも付いておらず、相談に来た段階では当事者の主張以外何も証拠がない状況で、本当に悩んだ事件でした。
私は、警察から交差点の信号機サイクル表や110番通報時の記録を取得し、更に車の損傷から衝突方向を導くための鑑定などを行って依頼者の主張を補強し、相手方の主張の矛盾を明らかにしていく手段をとりました。このように主張以外の客観的な証拠を積極的に収集し、更に何度も現場に足を運び検証を行うなどして事故態様を立証していくことが弁護士の仕事だと考えています。
交通事故事件の解決には過去の交通事故事件をどのような基準で、どのような方法で解決したのかというノウハウの蓄積が欠かせません。先ほどの事件対応も、私がそれまでに多数の交通事故事件を経験し、十分なノウハウがあった結果できたものといえます。
判例や裁判例も重要ですが、今ではインターネットにおいて多くの判例や裁判例が取得でき、弁護士としてこれを調査するのは当然となります。それよりも、過失割合で有利な結果をとるために、どのような資料が必要なのか、治療や後遺障害に関し、医師との対応はどうすればいいか、判決文を読むだけでは出てこない重要なポイントを如何にして抽出し、準備できるかが重要なのです。
当事務所では、交通事故のワーキンググループにおいて、これまで事務所内で取り扱った数多くの交通事故事件のノウハウを共有し、依頼者にとって最も有効で適切な解決方法を提案するとともに、その解決方法に向けた準備を的確に進めることができます。
また、交通事故に関する定期的な所内会議を開催し、新しい問題点について複数の弁護士が解決策を検討し、最も適切な対応ができるようにしています。
私は、長野県の安曇野市が出身で、学生時代から車の運転をしてきましたが、いわゆる松本走りといった運転マナーの悪い人も多くいるのが実情です。いまだ交通事故を完全になくすことはできませんので、少なくとも被害に遭われた皆さまが適切な損害の賠償を受けられるよう、誠心誠意やらせていただく所存です。
そして、依頼者から信頼され、安心して対応を任せられる弁護士になれよう日々精進しております。
1986年
長野県安曇野市
信州大学法科大学院修了
2015
【対応エリア】
新潟県(新潟市、新発田市、村上市、燕市、五泉市、阿賀野市、胎内市、北蒲原郡聖籠町、岩船郡関川村、岩船郡粟島浦村、西蒲原郡弥彦村、東蒲原郡阿賀町、加茂市、三条市、長岡市、柏崎市、小千谷市、十日町市、見附市、魚沼市、南魚沼市、南蒲原郡田上町、三島郡出雲崎町、南魚沼郡湯沢町、中魚沼郡津南町、刈羽郡刈羽村、上越市、糸魚川市、妙高市、佐渡市)、長野県(長野市、松本市、上田市、岡谷市、飯田市、諏訪市、須坂市、小諸市、伊那市、駒ヶ根市、中野市、大町市、飯山市、茅野市、塩尻市、佐久市、千曲市、東御市、安曇野市、南佐久郡、北佐久郡、小県郡、諏訪郡、上伊那郡、下伊那郡、木曽郡、東筑摩郡、北安曇郡、埴科郡、下高井郡、上水内郡、下水内郡)、群馬県(高崎市、前橋市、桐生市、伊勢崎市、太田市、沼田市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、みどり市、北群馬郡、多野郡、甘楽郡、吾妻郡、利根郡、佐波郡、邑楽郡)
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