長野に異動して以降、長野県内の地酒をいただく機会に恵まれています。
当事務所の本店のある新潟は言わずと知れた米どころでありますが、長野県内の地酒も新潟に勝るとも劣らないクオリティで日々感激しています。長野名物（山菜の天ぷら、馬刺しなど）を肴に一杯やるのが最近の楽しみです。

本日は、お酒に絡めて長野県内の飲酒事故の状況について書きたいと思います。

長野県警発表の統計によると、長野県内ではここ数年、毎年１００件前後の飲酒運転事故が発生しています。

平成２８年を例にとると年間１０６件の飲酒運転事故が発生しており、死者は４名、負傷者は１５１名にのぼります。

月別にみると４月、５月に多発しており、時間帯別にみると１８時～２３時に集中しています。春は、暖かくなって外出する人が多くなることや、歓迎会・お花見など、外でお酒を飲む機会が増えることが原因の一つと考えられます。

明け方や早朝にも飲酒運転事故が全く発生していないわけではありません、平成２８年には午前６時～７時の時間帯でも年間９件の飲酒運転事故が発生しています。明け方までお酒を飲んで運転したということであれば論外ですが、前日のお酒が残っているというケースもあるので注意しなければなりません。
　
飲酒運転に対する刑事罰は、酒酔い運転の場合「５年以下の懲役又は１００万円以下の罰金」、酒気帯び運転の場合「３年以下の懲役又は５０万円以下の罰金」と定められてます。

飲酒運転により人身事故を起こした場合には、さらなる厳罰が待っています。危険運転致死傷罪が適用されれば、最大で、負傷の場合で１５年以下の懲役、致死の場合で１年以上の有期懲役が科されることになります。

４月５月はまさに飲酒運転事故が多発する時期です。暖かくなって気分が高揚してくる季節ですが、飲むなら乗らない、乗るなら飲まない、を肝に銘じていきたいですね。

※本記事は、長野県警平成２８年交通事故発生統計を参考にしています。

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