長野県警のサイトに「平成30年交通統計」という分析データがアップされています。
その中の「第4-17交差点における事故」についてご紹介いたします。
平成30年に長野県内で発生した交差点における事故件数は3,229件であり、平成29年の3,427件と比較して減少しています。
事故件数の減少に伴って死者数(30件→27件)、負傷者数(3,992人→3,782人)もそれぞれ減少しています。
過去10年間でみても、交差点における交通事故件数は平成21年の6,234人、死者数は平成22年の55件をピークに減少傾向にあり、いずれもここ10年で半減したということがいえます。
交差点における事故は全事故の件数7,251件の44.5%を占めており、死者数は40.9%、負傷者数は42.9%の構成比を占めています。
つまり、全事故の半数近くが交差点で発生しているということになります。
特徴としては、以下の4点が挙げられています。
①月別件数では、12月が最多
②道路別では、市道が最多
③事故類型別では、4割以上が出会い頭事故
④交差点での死亡事故の6割以上が信号機のない交差点で発生
②について、道路別の件数は以下のとおりです。
高速道路 3件
国道 806件
県道 850件
市町村道 1,555件
(その他は省略)
同サイト内の「第1交通概況」によるとそれぞれの道路の実延長(距離)は以下のとおりです。
高速道路 331.7㎞
国道 1,699.3㎞
県道 3,937.4㎞
市町村道 42,166.2㎞
(その他は省略)
実延長(距離)を件数で割ることで、1件あたりの距離を算出すると以下のとおりです。
高速道路 110.6㎞/件
国道 2.1㎞/件
県道 4.6㎞/件
市町村道 27.1㎞/件
件数で見ると市町村道での交差点における交通事故件数が圧倒的に多いのですが、市町村道では27.1㎞に1件発生しているのに対し、国道では2.1㎞に1件発生しており、発生割合としては市町村道よりも国道の方が多いことがわかります。
事故類型別に見ると、出会い頭事故が1,538件で47.6%を占めており、ほぼ半数です。
信号のある交差点における出会い頭事故に限定しても280件発生しています。
上記統計からは、個々のドライバーが交差点内あるいは交差点付近の事故に注意して運転するだけで、かなりの件数の事故を減らすことができるといえます。
信号の有無にかかわらず、交差点では無理な通過はせずに、より注意を払うようにしましょう。
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